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2018年7月11日 (水)

法隆寺と土壁と土の道

法隆寺といえば、日本最初の世界遺産です。今回の目的は土壁を見ることにあります。まずは、南大門から入るわけですが、藤ノ木古墳に先に寄ったことから、最初の写真は西院伽藍を背にして松並木の間の参道を逆方向から撮影をしています。土舗装がされているかと思ったのですが、特に舗装がされている印象はなく自然の土のまま、もしくは下地を固めて、上に砂を撒く施工方法だと思われます。両側の松並木の間には、夏が近いので雑草が生い茂り、業者さんが草刈りをしている真最中でした。

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下の写真は法隆寺南大門の土壁です。版築で土を突き固めたいくつもの層や土壁を修復した際に出来る補修跡を見ることができます。版築は、古代からの土を突き固めて強度を出す手法ですが、法隆寺では多用されています。南大門では、入口前後で地形に段差があるため、表側は、壇上積基壇とし、内側は雨落溝がめぐらしてあります。土壁は、なぜか下の方にいくほど黒ずんでいます。1435年に南大門が焼失した跡なのかと思いましたが、1438年に南大門が再建されているので単なる風化した跡のように思います。しかし、いかにも焼失した跡に見えるのが風情を醸し出しています。

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法隆寺南大門を抜けると、左側の手前に地蔵院、そして西園院(法隆寺の住職の居所右側に宝光院、続いて明王院の土壁(築地塀が広がります。正面の法隆寺中門は現在改修中です。

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下の写真は、西園院の土壁(築地塀です。

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版築の上に上塗りがされていますが、下の方は、雨に濡れやすいため、水の重みで剥れている感じがします。崩れていきそうな儚さが感じられていいですね。

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下の写真は、右手奥、護摩堂(不動明王及び二童子像、弘法大師坐像を安置の土壁(築地塀です。

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土壁の間に須柱があります。

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実は、法隆寺五重塔は、釈尊の遺骨を奉安するためのもので、高さは基壇の上から約32.5mあり、日本最古の五重塔です。

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その法隆寺五重塔の基壇は、「二重基壇」で、中は版築で固めてありますが、外は白御影石のようなものが化粧石として使われています。ツルツルに磨き上げてあり、とてもきれいです。

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最後に回ったのは、東院伽藍の夢殿です。聖徳太子の遺徳を偲んで八角円堂の建物が建てられていますが、造形美の素晴らしさがあります。元々は、中国の八方位陰陽説から八角になったとされています。

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